今日、コロナ禍の中で75年目の8月15日(終戦記念日)を迎えた。
ナイチンゲール看護覚書より
「14章、おわりに」(小児看護への応用)
『看護覚え書』の最終章でナイチンゲールは再度重要だと考えられる点を強調して、
「これまで述べてきたことのすべては、大体のところ、一般の患者よりも、
むしろ子供や産婦にいっそうよくあてはまる」と述べています。
それは、本書の主題が衛生看護にあり、家庭や病院の衛生管理(感染防止)
を強調したことに基づいた見解であるからです。
「新鮮な空気や適切な温度の不足、住居や衣服や寝具あるいは身体の不潔、
はっとさせるような物音、不適切な食べ物、時間の不規則、単調さ、陽光の不足、
寝具や衣服の厚着、薄着等が…すなわち、まとめて言えば、
世話をする人の管理の心構えの不足が、健康に大きな影響を与えると」
ナイチンゲール言います。
「患者の生命力の消耗を最小にするための看護」を要約すると、
①換気によって清浄な空気と身体を冷やさない温度を保つ。
②清潔で陽光の入る部屋にする。
③皮膚を清潔に保ち着替えをこまめに行う。
④清潔で快適な寝具を使う。
⑤大きな声を出さない、大きな物音をたてない。
⑥患者の状態に合わせた適切な食事を提供する。
⑦居室の中や患者の周囲にちょっと変化をつくる。
⑧日中に適度な陽光を浴びる。
※看護の基本的な実践項目は、より一層子どもにもあてはまる、ということです。
<今週の感染拡大状況>
8/11-65人、8/12-66人、8/13-97人、8/14-106人、8/15-49人。
→県は警戒レベルを第4段階の「感染蔓延帰期」へ引き上げることを決定。
緊急事態制限も29日まで延長するとした。
県外からの渡航自粛要請には踏み込まなかった。
→直近1週間の人口10万人あたり42.97人、15日連続で全国最多となった。