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森山節子さん召天(113歳115日)、お別れ式

左(上)は108歳、中央は70歳頃、右(下)は30歳頃の節子さんである
森山節子さん召天(113歳115日)、お別れ式 森山節子さん召天(113歳115日)、お別れ式 森山節子さん召天(113歳115日)、お別れ式
2021年3月1日、森山節子さんが天に召された。明治、大正、昭和、平成、令和の5世代を生き抜いた113歳116日の生涯であった。
節子さんは、2月28日22時30分頃サーチが下がり、訪問診療の医師が往診し点滴を施行する。
翌4時半頃、肩で呼吸しているとの連絡あり。急ぎ準備をして玄関から出よいうとした矢先、再び電話が鳴り「今呼吸が停止した」(5時7分)との報告を受ける。ぶどうの木に到着(5時15分)すると、節子さんは右側臥位で目を閉じている。体に触れるとまだ温かい。
医師が来て死亡確認した時刻は5時57分であった。その後、デイサービスの介護職員に連絡。並里と大城の2人が、すぐに駆けつけて来てエンゼルケアを行う。
その間に3男さんと長男のお嫁さんとその長女(孫)が来る。家族は節子さんの顔を見て、「とてもいい顔をしているね」と涙して喜んでいた。
お嫁さん曰く「今朝5時頃、玄関のチャイムが鳴ったので、ドアを開け外を見たら誰もいなかった」とのことであった。「病気で会いに来ることのできない長男さんに、節子さんが会いに行ったんですね」と私は応答した。心底からそう思った。

翌3月2日、午後3時からデイの活動の時間に、ご家族ご出席の下、デイ利用者と職員とで節子さんのお別れ式を行った。
節子さんの元気だった頃のビデオをみて、讃美歌「慈しみ深き」と「主われを愛す」、愛唱歌「夕焼け小焼け」、最後に「ふるさと」を歌って、節子さんに別れを告げた。
家族から「素晴らしいお別れ式でした。バイオリンとピアノの音が心に響いてきました。もう何も思い残すことはありません」と感謝の言葉を頂いた。
99歳の時に節子さんはぶどうの木に入居して14年余り、長寿沖縄一になって5か月。世界ランキング21位(国内6位)に2月23日、正式に登録されたばかりであった。
今年1月1日、経塚における訪問介護の導入は節子さんの朝の食事介助からであった。召される前日まで、お風呂に入り少量ながら食事も摂り、私たちに介護する楽しみと同時に、介護とは何かを身をもって教えてくれた。そして、いつまでも語り継がれる伝説の人になった。


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