戦後77年、慰霊の日(沖縄戦没者追悼式)が今年もやってきた。
コロナ禍の中、追悼式は3年連続で規模を縮小して開催される。
6月22日朝、3年ぶりに摩文仁の平和記念公園に行った。
健児の塔の奥の階段を登ると、
当時八五高地と呼ばれた摩文仁の頂上に黎明の塔がある。

いつもは、階段を登って黎明の塔に行くのだが、
なぜか足は海岸に向いた。
空は青く、空の青さと白い雲が、海面に映しだされている。
風一つなく水は透明で海の底の岩がはっきり見える。
この澄み切った海が77年前、血に染まっていたという。
その後、追悼式会場に足を運んだ。
平和の丘のモニュメントから追悼式会場を望む。
テントが張られているところが追悼式会場である。
会場の正面の奥に平和の丘のモニュメントがある
それから、平和の礎に行った。
沖縄の平和の祈りがこの礎に込められている。
24万余の沖縄戦等で亡くなられたすべての名前が刻まれている。
「平和の火」、この火は沖縄戦
最初の上陸地である座間味村阿嘉島で採取した火と、
被爆地である広島市の「平和の火」と、
長崎市の「誓いの火」から分けられた火を合わせ、
毎年6月23日の慰霊の日に灯される。

沖縄戦の組織的戦闘は3カ月で終わったが、
ウクライナの戦闘は今日で4カ月、いまだ収束の兆しは見えない。
一日も早くウクライナに平和が来ますように。